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京急空港線=2025年1月17日午前11時14分、京急蒲田駅、木佐貫将司撮影

 東京都大田区の東急蒲田駅と約800メートル離れた京急蒲田駅に線路を通す「新空港線」(通称・蒲蒲線)について、東急電鉄などは1日、事業の具体的な計画である「速達性向上計画」の認定を国土交通省に申請した。2038年~42年の開業を目指し、計画が認定されれば都市計画決定や環境影響評価などの手続きを経て、工事に着工する予定だ。

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 東急電鉄と、同社と区が出資する第三セクター「羽田エアポートライン」が提出した。計画では、東急多摩川線が通る矢口渡駅と蒲田駅の間から、京急蒲田駅付近の地下にできる「蒲田新駅(仮称)」までの約1.7キロを新たに整備する。8両編成の東急東横線も乗り入れる予定で、同列車が停車予定の東急多摩川駅と下丸子駅のホームも延伸するなどして整備する。渋谷駅などから、多摩川、下丸子、蒲田駅を経て「蒲田新駅」に乗り換えなしで到着できるようになる。具体的なダイヤや本数は今後検討するとしている。

 計画が認定されれば、25年10月から42年3月の期間で、調査や手続きを経て工事を行う。東急の担当者は「引き続き関係者と協議し、事業を推進していく」と話した。

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